【吉田輝和の絵日記】悪いSNSの解像度がやけに高いぜ!都市伝説解体謎解きアドベンチャー『都市伝説解体センター』 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【吉田輝和の絵日記】悪いSNSの解像度がやけに高いぜ!都市伝説解体謎解きアドベンチャー『都市伝説解体センター』

今回は、墓場文庫が手掛け、集英社ゲームズから発売される『都市伝説解体センター』のニンテンドースイッチ版をプレイ!

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【吉田輝和の絵日記】悪いSNSの解像度がやけに高いぜ!都市伝説解体謎解きアドベンチャー『都市伝説解体センター』
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今回は、墓場文庫が手掛け、集英社ゲームズから発売される『都市伝説解体センター』のニンテンドースイッチ版をプレイ!本作は、様々な都市伝説をテーマにしたアドベンチャーです。呪いの箱、事故物件、異界といった都市伝説の正体とその向こう側にある真実を暴き出し、調査・回収していきます。

過去に墓場文庫が手掛けていた『和階堂真の事件簿』のファンだったこともあり、本作の発売日をそりゃもう楽しみにしておりました。そして発売日、テンションが上がりまくった僕の部屋は『都市伝説解体センター』一色に……!

◆怪異でお困りの方は都市伝説解体センターへ!

福来あざみは、生まれつき普通の人には見えないモノが見えてしまう体質に悩まされていた。あるとき街で見かけた怪しげなポスターを頼りに「都市伝説解体センター」の扉を開くのだった。

彼の名は、都市伝説解体センターのセンター長・廻屋渉だ。彼もまた人知を超えた力を持っており、あざみに不思議なメガネを手渡す。このメガネは、あざみが見えているモノを見えなくする効果がある……わけではなく、むしろハッキリ見えるようになった。

ただ、これらのモノは幽霊の類ではなく、かつてそこに存在した人や物の痕跡を視覚的に捉えている、つまりその場所に残された記憶のようなモノだったのだ。

これってあれじゃん!サイコメトリー的な能力だ!2000年頃、サイコメトリーを題材にした漫画が流行っていたので、僕くらいの世代だとちょっとウキウキッとなる要素だ。

相談の途中で、座った人が死ぬ呪の椅子をうっかり破壊してしまい、一千万円の修理費用を請求される。こうしてあざみは、都市伝説解体センターの調査員として働きながら借金を返済することになったのだった。

◆やけに高いぞ、悪いSNSの解像度!

いきなり調査依頼を命じられたあざみは、止木休美ことジャスミンと一緒に現地へ向かう。こういう気だるげな顔の子って好みだ。

現地で実際に調査する前に、SNSを利用した調査パートが始まった。SNSの投稿から気になるワードを見つけ出し、そのワードを検索して新たな情報を入手していく。
どうやら渦中の人物はあざみの友人で、SNSに投稿した写真から自宅が特定されてしまったようだ。

今回は自宅の窓の景色の写真から特定されてしまったんだけど、マンホールなどの地域性が出る物の映り込みにも気をつけないといけない。その他にも、雪が降ったとか桜が咲いたみたいな投稿も特定のヒントになってしまう。

僕は自宅近くの写真や特定されそうなことは呟かないようにしているんだけど、見た目が少し特徴的なので「吉田さんですよね」と声をかけられたことが何度かある。日常的に変な格好をしている人は気をつけた方がいいぞ!

話を戻そう。現場に到着してまずやることは都市伝説の特定だ。現場を探索し、依頼人からの情報を正しくまとめていく。その情報を、都市伝説解体センターの資料と照らし合わせ、どの都市伝説に符合するのかを見極めるのだ。

同じ場所でもメガネをかけるかどうかで調べられる物、見える物が変化するので、調査が単調にならなくていいね。

廻谷の質問に対し、調査で得た情報を正しく選択していく。あざみの念視で見えた人影、違和感のあったユニットバス、女性の家なのに上がりっぱなしの便座……。

つまり、この怪異は男性型であると推測される。こうして手に入れた情報をまとめながら、該当する都市伝説に当てはめ、特定していくのだ。

都市伝説を特定したからといっても、解決したわけではない。なぜ美桜の部屋に怪異が現れるのか、そしてそれを防ぐ手立てもまだ判明していないのだ。

ベッドの下に現れる都市伝説なんだから、ベッドの下を塞げば出てこれないんじゃない?というあざみのアイデアにより、ベッドの下に物を詰めてみた。

翌日はこんな念視ビジョンが見られるかもね!

などとワクワクしていたんだけど、ベッドの下を埋めたせいか、翌日はなんと廊下に現れたようだ。ジャスミンからも「素人が勝手に対策しちゃ駄目」と叱られちゃった。

その罰かどうかはわからないけど、美桜の部屋で怪異とニアミスする事態に陥ってしまった。ギリギリのところでベッドの下に隠れて難を逃れたけど……ハッ!

もしやこれ、僕こそが都市伝説の怪異なのでは……?


15時間ほどでクリア出来ました。各エピソード後には主題歌「奇々解体」が流れ、連続ドラマのような次回へのヒキのある構成になっていてグッときました。

調査パートは基本的に総当りで、推理パートの選択式の穴埋めも、文章の組み立てを考えれば難しいものはなく、全体的な難易度としては易しめでした。

登場する都市伝説の中には「こんなのあったな~」なんてものもあって懐かしくなりました。久しぶりに赤い部屋のウィンドウを閉じてみたいな……。

キャラクターやビジュアル、都市伝説というテーマ、いずれかにピンと来た人なら間違いなく楽しめると思います。

『都市伝説解体センター』はPC(Steam)/PS5/ニンテンドースイッチ向けに発売中です。

《吉田 輝和》

おじさんの絵を描くおじさん 吉田 輝和

20年近く趣味でおじさんの絵(自画像)を描いていたら、いつの間にかおじさんの絵を描く仕事をするようになったおじさん。「吸血鬼すぐ死ぬ」や「からかい上手の高木さん」など数多くの漫画に、自分でも知らない内にモブとして登場している。 現在はGame*Sparkや他メディアでおじさんの絵やゲームの絵日記を連載中。お仕事の依頼は吉田輝和ツイッターからどうぞ。

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