
3月17日から21日まで米サンフランシスコで開催されているGDC 2025。現地時間の19日には、エキスポホールが稼働開始し、ようやく全てのGDC会場がオープンとなりました。
本稿では、エンドユーザー向けのイベントとは大きく異なる開発者向けのエキスポホールの各ブースをフォトレポでお送りします。
最新の開発技術に電気自動車まで


GDC 2025のエキスポホールは開催から3日目となる19日の10時にオープンを迎えました。




ノースホールとサウスホールの全体を使用したエキシビジョン会場はTGSよりはコンパクトなものの、各企業のブースが所狭しと立ち並んでいます。
TGSなどのエンドユーザー向けのイベントとの大きな違いは、各ブースの出展者が技術系ソフトウェアやハードウェアの企業であるということ。いたるところで最新のモーションキャプチャー技術や3D素材のアセットなどが披露されていました。出展者も来場者も開発者であるため、物販コーナーもなく、コスプレイヤーやコンパニオンもいません。(趣味でコスプレした人は1人だけ見かけましたが)


ソニーとホンダの合弁会社ソニー・ホンダモビリティによるEV車「AFEELA 1」の実車も展示。時間がかかる給電時のエンタメとして車内でゲームがプレイできるのが特徴の一つになっている車種です。10年前はゲーム業界とオートモーティブ業界の接点はレースゲームくらいでしたが、今では車内エンタメや自動運転のAI技術などでゲームの開発技術と重なる部分が多くなってきているのは興味深い状況です。

「AFEELA 1」の横には、同車のプロトタイプが運転できる『グランツーリスモ7』の体験コーナーも。

世界各国のゲーム企業が集まるブース。日本の企業が集まるブースでは、holo IndieやCRIWAREといったインディーデベロッパーからミドルウェア系までさまざまな企業が集まっていました。


こちらは東京ゲームショウのブース。出展企業を募るのが目的だそうで、名刺交換や情報交換をするとTGS会場で販売されているオリジナルグッズがもらえるとのこと。


選りすぐりのインディータイトルを紹介するコーナー。かなり大きい。

ゲーム開発者同士のネットワークを作るスペシャルイベント会場。広いスペースが確保されていましたが、席は全て埋まっていました。
ゲーム開発者の祭典GDC 2025は、米サンフランシスコのモスコーンセンターにて3月21日まで開催されます。