著者:ヘルミニア・シンナ
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――謎多きアイレイド
本作のシリーズに共通して存在が示唆されているアイレイドという人種に関する書籍です。アイレイドとは神話時代にシロディールを支配していた存在であること、それは聖アレッシアによって第一紀243年に崩壊したことなどの記述がありアイレイドに関する考察がなされている書籍です。
◆『アルゴニアン報告シリーズ全4巻』
著者:ウォーヒン・ジャース
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――通俗娯楽小説から窺えるアルゴニアン
帝都シロディール地方とアルゴニアンの住む地方ブラック・マーシュ地方との交易を通じてアルゴニアン達がどういった暮らしを送っているのかが窺える書物です。著者のウォーヒン・ジャースは歴史小説家なのでお話自体はフィクションかも知れませんが、信憑性の高い描写や面白みに富む文章で実に読ませてくれる本となっております。
◆『アルゴニアンの侍女 フォリオ版』
著者:クラッシウス・キュリオ
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――パンが炉に入らない
DLC「Dragonborn」にて追加された本書は「俺の槍を磨け」という強烈なワードが脳にこびりつく名著です。「好色アルゴニアンメイド」といえばピンと来る方もいらっしゃるのではないでしょうか。「愛しい子よ、時間はたっぷりとあるぞ。たっぷりとな」というパンチラインも堪らない本作ですが、フォリオとは“二つ折り”という製本方法の事を指していて本巻は一巻と二巻を合わせたものとなっております。フォリオ版でない別巻としての『アルゴニアンの侍女』はDLCがなくとも存在していますが、この書物からは異種族間の恋愛が本作のシリーズ世界において成り立つという示唆が読み取れるので非常に為になると言えます。
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いかがでしたか?『The Elder Scrolls V: Skyrim』には400ほどの書物があり、今回ご紹介したもの以外にも物語など名作書籍もたくさんあります。『タララ王女の謎シリーズ全4巻』などは実に読ませてくれるわくわくするような小説ですし『狼女王シリーズ全8冊』は重厚な歴史小説ですし『火中に舞うシリーズ全7巻』は今回取り上げた『アルゴニアン報告』の前編となっております。皆様も時にはプレイの箸休めとしてゲーム内で発見した書籍を読んでみるのも良いかも知れません。何しろ今回全冊読んだところ十時間以上も読みふける事が出来たのですから。それでは良いSkyrimライフ良い読書ライフを!