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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。
今回は2020年10月22日にArt in HeartとRaw FuryよりPC/Xbox One/ニンテンドースイッチ/海外PS4向けにリリースされた『GONNER2』について生の内容をお届けしたいと思います。
『GONNER2』とは
本作は自動生成されるステージで敵を倒しながら進んでいくアクションゲーム。2016年にPCでリリースされ様々な賞を受賞した『GoNNER』の続編で、頭のない謎生物「イック」が再び主人公を務めています。本シリーズの特徴であるサイケデリックな色彩と個性溢れる魅力的なアートワーク、ノリのいいBGMは本作でも引き続き健在です。
ゲームは非常にテンポの速いアクションゲームで難易度は高く、油断するとあっという間に死んでしまいます。自動生成マップ、敵やアイテムも毎回ランダムで配置などローグライク要素も強く、何度も死んで覚えながらゲームクリアを目指す作品です。
本作では新たにオフライン向けに最大4人までのマルチプレイを追加。協力プレイや対戦もできるようになっています。
『GONNER2』の実内容に迫る!
ゲームを開始するとプレイヤーはすぐにチュートリアルステージに放り込まれます。本作の主人公イックは頭も武器も持っておらず、生身の状態でダメージを受けると即座にゲームオーバーになってしまう状態。そのため、ステージ内にある「頭」「銃」「バックパック」を装備することで、まともに世界を探索できるようになります。
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「頭」を持つと敵の攻撃に耐えられるようになり、「銃」を持てば離れた相手にも攻撃が可能に。そして敵を倒して手に入れるお金を「バックパック」に集めることで、買い物やコンティニューができるようになります。ダメージを受けると全ての装備品はバラバラに飛び散り、頭を拾うまで一撃死の危険な状態になるので注意しましょう。なお、頭にはライフが設定されており一定以上ダメージを食らうと消滅します。
基本的な戦闘や移動をチュートリアルで学んだ後は、前作でも登場した拠点「死神の隠れ家」に到着。拠点にはステージ内で手に入れた「頭」「銃」「バックパック」が用意されるため、次回以降は万全の準備をしてゲームが開始できます。
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ちなみに本作は拠点の主「デス」のため、住み着いた謎の生物たちを追い出す方法を見つけ出すのが目的です。
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前作とは大きくアクション性が変更!もっと自由な動きが可能に
本作の基本的なルールは、自動生成マップ内で、敵を倒しながらゴールを目指すステージクリア形式。マップはいくつかのセクションに分かれており、回復や装備を購入できるショップのほか、ステージ最後には強力なボスが待ち受けています。また、ステージには装備品が隠された隠しエリアも存在しています。
イックは「射撃」「ジャンプ」「ダッシュ」の3つのアクションをメインで使用。「射撃」は今作から360度照準方式に変更されており、上空の敵などにも対応しやすくなっています。「ジャンプ」はデフォルトで2段ジャンプできるほか、壁を使った連続ジャンプも可能。敵を踏みつけてダメージを与えることもできます。一定期間中に敵を倒し続けるとコンボとなり、派手なエフェクトが付くような演出もあります。
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『GONNER2』から追加された新アクション「ダッシュ」は、空中移動の範囲を拡げるだけでなく敵への攻撃にも使用できる優れもの。敵の攻撃を受けて銃を失った状態でも対抗できる手段のため、プレイヤーのリカバリーを大きく助けてくれます。
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360度照準やダッシュの追加により、アクションゲームとしてのゲーム性が大きく増した本作。照準はわりと癖があるため序盤は苦労するかもしれません。また、敵の攻撃や種類、ステージ構造もより複雑になっているので、全体的なゲーム難易度は上昇している印象です。
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目指せ最強ビルド!個性豊かな装備を組み合わせよう
プレイヤーの冒険を支える重要な装備「頭」と「銃」には、さまざまな効果を持つ種類が存在しています。新装備はステージ内の隠しエリアの宝箱で見つけられ、入手後は拠点で保管されるためゲーム開始時から使用できるようになります。
頭にはダッシュ回数が追加される「ダッシング・ヘッド」、空が飛べるようになる「フライング・ヘッド」などが存在。これらは能力がある代わりにライフ数が少なく、油断すると失うことになりかねません。頭の初期装備「頭蓋骨」は効果がないものの初期ライフが4と高く、プレイスタイルによっては十分選択肢になります。
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銃は連射性能に優れる初期装備の「ライフル」のほか、範囲攻撃の「ショットガン」、威力の高い巨大な銃弾「スラッガー」などが存在しています。銃は弾数性のため、敵やオブジェクトから獲得できる弾薬を定期的に補充する必要があります。個人的には、遠くの敵も狙えるライフルが使いやすい印象です。
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また、本作の追加要素としてパッシブアイテムが存在しています。これらは拾った周回中のみ有効なアイテムですが、「追加ダメージ」「スピードアップ」「バウンド弾丸」「倒した敵が爆発する」などの強力な効果を持っています。本作ではこれらのアイテムの組み合わせを考え、いかに強力なビルドを作り出すのかを考え出すのが醍醐味です。
例えば「ライフル」と「バウンド弾丸」を組み合わせるとステージ奥の通路にいる敵を一方的に攻撃可能。「フライング・ヘッド」と火炎放射器「フレイム・プッシャー」の組み合わせは全範囲を焼き払うのに最適です。もちろんパッシブアイテムはランダムのため運が必要になりますが、道中のショップを利用することである程度は自由に選択できます。
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サイケで不思議な世界観をたっぷり堪能!
冒険の舞台となるこの世界は、さまざまな仕掛けが待ち受けている異なるエリアで構成されています。例えば「水中」ではプレイヤーは常に泳いでいる状態になり、ステージ内を自由に移動できます。ただしジャンプができずにダッシュのみ可能なため、咄嗟の移動がしづらくなる傾向にあります。
ほかにも脳ブロックを破壊しながら進んでいく「体内」、落とし穴や砲台が待ち受ける「機械」など個性的なステージがあり、登場するモンスターやボスキャラクターもそれぞれ異なります。なお、エリアはゲーム開始時やボス撃破後の新たなエリア挑戦時に2つの種類から選択できます。
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何度かプレイしていると自分の得意なエリアがわかり、エリア選択であえて後に残すなどの戦略が生まれるようになります。ただ、ボスを倒すと次のエリアに「一定時間ごとにプレイヤーを襲う謎の目玉」が付いてくるため難易度は上昇。単体ならそこまで驚異ではないものの挟まれる可能性があるため油断は禁物です。
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なお、この目玉はボス撃破後の神殿ステージで「ある役目」を持つことに。神殿は本作の特徴的なアートワークを堪能できる不思議空間なので、隅々まで探索するのがオススメです。
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ここまで紹介してきた『GONNER2』ですが、前作のローグライクアクションの楽しさを継承している正統進化の続編といった印象です。評価の高いアートワークやBGMなど、本シリーズの魅力的な部分はより一層表現力が増しています。
パッシブアイテムの登場により装備の組み合わせを考える戦略性の高さは向上。また、これまで以上に自由に移動できるアクション「ダッシュ」の追加はゲームのテンポや快適性を大幅に強化しています。ステージ構成もより複雑になり、アクションとしての魅力をさらに磨き上げているゲームデザインです。
ただし、アクション面で大きな変更点となった「360度照準」の影響で、かなり難易度が高くなった印象を受けます。プレイヤーを的確に追尾してくる敵などもおり、移動しながらの照準が難しい状態だと一方的にやられてしまうことも。また、敵の攻撃が激しくなっている今作では、ゲーム後半になるとバラバラになった後のリカバリーがほぼ不可能です。
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難易度が高くなった分、こちらのできることも増えており、前作以上に何度も挑戦したくなる本作。前作の世界観に惚れ込んだ人だけでなく、骨のあるアクションゲームにチャレンジしたい人にもオススメの作品です。
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原文の"Press jump to die"は前作OSTの名前にも使用。
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タイトル:GONNER2
対応機種:PC(Steam/GOG.com/Microsoft Store)/Xbox One/ニンテンドースイッチ/海外PS4
記事におけるプレイ機種:PC(コントローラー使用)
発売日:2020年10月22日
記事執筆時の著者プレイ時間:4時間
価格:PC(Steam:1,320円/GOG.com:12.99ドル/Microsoft Store:1,500円)/Xbox One:1,500円/ニンテンドースイッチ:1,350円