今回は、CD Projekt REDが開発し、スパイク・チュンソフトから発売されたPS4向けソフト『サイバーパンク2077』をPS5でプレイしました。
本作は、サイボーグ技術が発達し人々に普及した近未来の都市「ナイトシティ」を舞台に、不老不死の鍵を握るインプラント「レリック」を巡る物語が描かれるオープンワールドRPG。アクションスターのキアヌ・リーブスが出演することでも注目を浴びていました。
そんな本作が幾度かの延期を経てとうとう発売されました!長い間、待ち望んでいただけ嬉しさもひとしおです!
まずは出自を選んでキャラクターメイキング!
本編開始前に、砂漠で暮らすノーマッド、ストリートで暮らすストリートキッド、会社員として暮らすコーポレートの3つのライフパスから選択する。
選んだ出自によってプロローグが変化する。
出自を決めたら次は主人公のキャラクターメイキング。顔のパーツ、髪型やタトゥー、ヒゲ、メイクなどなど……外見が細かく設定可能だ。
主人公を作成するってことは、キアヌは主人公ではない……。
てっきり僕がキアヌになって大暴れするゲームだと思っていたのだが違ったようだ。
髪型はモヒカン、パンダのようなタトゥーを入れて完成だ!
緑色の髪もサイバーパンクっぽくて良いね。
主人公「V」は砂漠で生きるノーマッドのファミリーに所属していたのだが、とある事情によりファミリーを抜ける。その後密輸の仕事を受けたVは依頼人のもとへ向かう。
道中3人ほど車で跳ね飛ばして指名手配されてしまったが、上手く逃げ切り依頼人のジャッキーのもとへ無事到着。
この仕事をきっかけに、ジャッキーを相棒としてナイトシティに活動の場を移すのだった。
ナイトシティはモヒカン率が高い!
ナイトシティは先程の砂漠地帯とは比べ物にならないくらいきらびやかな街だ。ネオンが輝き、人や物が溢れている。
サイバーパンクものなだけあって道行くモブは奇抜な髪型が多い。モヒカン率が高い。
これだけモヒカンが普及している世界なら、僕のようにスーパーでおばちゃんに絡まれることもないだろう。
ほんとよく絡まれる。
他にもサイバーパンクものらしい要素がある。それはスキャンだ。
スキャンモードを起動すると監視カメラやPC、自動販売機などの機械にハッキングできるのだ。監視カメラの映像を覗いたり、自販機から大量の商品を出したり、サイバーパンクな街を歩きながらイタズラしてまわるだけでも楽しいぞ!
指名手配犯を倒してお金稼ぎ。オシャレ&強化!
前述のスキャンはイタズラ以外にも使い道はある。
例えば、隠密行動で敵を倒す場合、機械を誤作動させて注意を引き、その隙に後ろから倒すなんてこともできる。むしろそちらが本来の使い方だろう。
一般市民を傷つけると指名手配されてしまうが、指名手配犯が相手ならお咎めなしだ。
敵を倒したあとはお楽しみのかっぱぎタイム!
死体から武器やアイテムが奪い取れるので、強力な武器が手に入れば装備し、それ以外は売っぱらってお金に変えるか、分解してクラフトパーツにできる。
売っぱらったお金で武器や衣服を購入し、オシャレに決めるのも良いだろう。
衣服以外にもサイバーな改造パーツを体の各部位に取り付けることにより、ステータスの向上や二段ジャンプなどのアクションが可能になる。
効果が高いパーツはやはり値段も高い。
もっと指名手配犯を倒してお金を稼がねば……!
解決法は1つじゃない。自由度の高い寄り道要素!
不老不死の鍵を握るインプラントを追うメインストーリーの他にも数多くのサブクエストが用意されている。
サブクエストの多くは単なるお使いではなく、ストーリーもメイン顔負けの作り込みだ。
言葉だけで事件を解決したり、隠密行動をしたりと解決方法はプレイヤー次第なのだ。
レベルアップ時に入手出来るポイントを割り振れば様々な能力値を取得出来る。能力値は反応、肉体、技術、知力、意思に分かれており、それぞれに対応した強化が可能だ。
肉体のレベルが高ければロックされたドアをこじ開けられるなど、特定の能力値レベルが高くないと選べない選択肢も多く登場するので、レベルアップのたびに悩まされる。
また本作はジャンプで届く範囲なら屋根の上だろうとよじ登れる。クエストもそうだがアクションの自由度も実に高い。
前述の改造パーツによる二段ジャンプなどと組み合わせるとまるでパルクールのような爽快アクションが可能になる。
下半身のどっかがヒュンッとなる… pic.twitter.com/wMjNGayek3
— 吉田輝和 (@yoshidaterukazu) December 16, 2020
少しの出っ張りさえあれば大抵の場所は飛び乗れるので、逆にビルなどの高所から下って行くのも楽しいぞ。
ただ、調子に乗っていると、これ以上降りられず登れず……どうしようもなくなって死を選ぶこともしばしば……!
豊富なサブクエスト、高所によじ登れるアクション、複数ある解決法など……僕がオープンワールドに欲しかった寄り道要素がぎっしり詰まっていました!50時間プレイしても寄り道を堪能しているためまだまだ終わりが見えません。
サイバーパンクな都市が舞台なので、「攻殻機動隊」のようなクールな物語が描かれると思ったのですが、情に厚いジャッキーやワカコ・オカダなどの人間味あるキャラが揃っていて良い意味で期待を裏切られました。
街中のモブからテレビのニュースまで、膨大なテキストが日本語吹き替えされていて素直に驚きました。映画は吹き替え派の僕、大歓喜です。
ただ、バグがかなり多く、街を歩けば何かしら不自然なものに出くわします(2020年12月17日記事執筆時)。
僕は、下半身の装備が一時的に反映されずにパンイチになってしまうバグに遭遇しました。格好良い台詞も台無しだ!
笑えるバグなら許容出来ますが、進行不能になるものや致命的なものは早く解決してもらいたいです。特に、エラーによる強制終了が何度も起きており、一生分の強制終了画面を見せられた気がします。こまめにオートセーブされるので巻き戻り被害は少ないのですが……。
ゲームの内容は間違いなくトップクラスに面白いので、早期解決に期待します。
『サイバーパンク2077』はPS4/Xbox One/PCを対象に発売中です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 最近、『スカイリム』を二人でプレイする絵日記企画「スカイリム二重人格ロールプレイの旅」をはじめた。同企画の最新話通知用Twitterはこちら。吉田輝和個人のTwitterはこちら。
「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出来るかぎり応えていきたいと思います。