気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Walaber氏開発、PC/スイッチ/iOS向けに12月9日にリリースされたぐにゃぐにゃ物理演算ドライブ『JellyCar Worlds』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、ゼリーの車でゼリーの世界をドライブするゲーム。ぐにゃぐにゃと変形するゼリーの特性と様々なアビリティを駆使してドライブします。アビリティは車体を浮かせるロケットや風船、壁に張りつけるスティッキータイヤなどが存在。日本語にも対応済みです。
『JellyCar Worlds』は、820円で配信中。
（すべて日本語で回答いただきましたので、最低限の編集作業で公開させていただきます。）
――まずは自己紹介をお願いします。一番好きなゲームは何ですか？
Walaberはじめまして、ゲームの開発を15年以上やっておりますWalaberです。趣味でゲーム開発を始め、フリーゲームをインターネットで配信して、やがてディズニーに勤めて、現在はインディークリエイターとしてゲームを作り続けています。代表作品は『JellyCar』シリーズと『スワンピーのお風呂パニック！』シリーズです。一番好きなゲームはなかなか一つに絞れないです。候補は『テトリス』『スーパーマリオ64』『クレイジータクシー』ですかね。
――本作の開発はなぜ始まったのですか？
Walaber本作は『JellyCar』シリーズの最新作です。最初の『JellyCar』は2008年に作りました。本作の開発は2021年の春に始めました。とりあえずぐにゃぐにゃと車を操って、いろんなアビリティが使えるというのが楽しく、作るしかありませんでした！
――本作の特徴を教えてください。
Walaberまずゼリーでできた車がいろんなステージを進んでいく、ちょっとユニークなゲームというのがポイントです！車も世界もゼリーで、ぐにゃぐにゃ物理演算を生かしたゲームとなっております。物理演算をベースとしていると聞いて、操作しにくいんじゃない？と考えるかもしれませんが、意外と親切な作りになっておりますのでご安心ください。あとカスタマイズ要素がたっぷりです。車のデザインから効果音までカスタマイズできて、自分だけのゲームにできたりします。
――本作はどんな人にプレイしてもらいたいですか？
Walaber子供から大人まで、誰でも遊べるゲームです！敵が一切出てこないし、遊び心に富んだ世界観で、基本難易度は高くないです。しかし探せばかなり難しいステージも用意されています。
――本作が影響を受けた作品はありますか？
Walaberぐにゃぐにゃ物理を生かした『ロコロコ』と『Gish』にインスパイアされました！あとゲーム構成と操作は『トライアルズ』シリーズからも影響を受けています。
――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか？
Walaber主に個人開発でしたので、大きな影響はありませんでした。
――本作の配信や収益化はしても大丈夫ですか？
Walaberはい、もちろん！どんどん動画を作ってください。（笑）
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Walaber私は日本の大学に留学して、卒業後は日本に引っ越して数年間住みました。私にとって日本は特別な存在です。今でもできるだけ子供を連れて日本を訪れるようにしております。日本の文化・料理・映画・漫画はすべて大好きです。あと、このゲームは効果音などがカスタマイズできる変わったゲームですので、日本の配信者やVtuberにも最適かもしれないです。ぜひ配信してみてください！チャット欄には開発者が突然現れて挨拶し出すかもしれません。（笑）
――ありがとうございました。
本連載は、リリース直後のインディーデベロッパーにメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に500を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
