グラフィックが強化されて恐怖感倍増!アイザックの印象もガラリ
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原作の時点でグラフィックはある程度綺麗ではありますが、なにせ15年も前のゲームですから、時代を感じないといえば嘘になります。リメイク版ではグラフィックは大幅に強化されており、現代のゲームとして申し分ないレベルになっています。
特に注目すべきは、大きく変わったライティング。原作では全体的に明るめだったフィールドは暗い所が多くなっており、場所によってはエイムしてライトを照らしていないと敵が来たことすら気づきづらいほどなので、不安が掻き立てられます。部屋の内装やオブジェクトの印象がガラッと変わったシーンも多く、「こんな部屋原作にあったっけ?」と思うこともしばしばあります。
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見た目上の大きな違いとして、主人公アイザック・クラークの見た目やパーソナリティが大きく変わっていることが挙げられます。原作でのアイザックは一言も喋らないことも相まって、クールな印象でした。リメイク版の顔は『2』以降で声優を務めるガンナー・ライト氏がモデルとなっており、かなり温和な印象になりました。すごくおしゃべりというわけではないですが、随所にセリフがあり通信で会話を繰り広げるため、原作をプレイしていると大きなギャップを感じます。
筆者は見た目だけで言えば原作の方が好きでしたが、アイザックが戦闘員ではなくごく普通のエンジニアであることを考えるとこちらのほうがしっくりくるため、これはこれで気に入っています。ただ、ガラリと印象が変わっているため好き嫌いが分かれそうな点ではあります。
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リメイク版『Dead Space』の序盤3時間をプレイした印象は、基本的に原作に忠実なリメイクでありつつ、追加要素・改善によってオリジナルの面白さをより引き立てているというものでした。この後に登場する隕石シューティングやボス戦など、どのように変わっているのか気になる点も多々あるため、本作に関しては後日掲載予定のレビューで総合的に評価したいと思います。
リメイク版『Dead Space』は、PC(Steam/Epic Gamesストア/EA)および海外PS5/Xbox Series X|S向けに発売中です。