ユービーアイソフトは、基本プレイ無料オープンワールドアクション『ディビジョン リサージェンス』を、iOS/Android向けに2023年配信予定です。
本作はバイオテロによって荒廃したアメリカを舞台に、エージェントたちが活躍する『ディビジョン』シリーズの、初のモバイル向け展開となる最新作です。オープンワールドで描かれるニューヨークの街を舞台に、エージェントの主人公と仲間たちがさまざまな困難に立ち向かうストーリーが展開します。
自身のスタイルを選択できる「スペシャリゼーション」やPvPコンテンツ「コンフリクト」、PvPvEエリア「ダークゾーン」など、これまでのシリーズで登場した要素も健在。広大なマップを探索して武器を収集・強化したり、コレクションを見つけたりと、さまざまなやりこみ要素も用意されています。

本稿では『ディビジョン リサージェンス』の先行プレイレポートをお届けします。なお、プレイにあたり、メーカーから提供されたビルドでプレイしています。
スマホでの遊びやすさと丁寧なチュートリアル
まず、ゲーム内でプレイヤーの分身となるキャラクターを作成します。キャラクターメイクは男女それぞれ4種類の外見と髪型、服装を選択していく方式。髪型はそれなりに種類があり、色を変えればかなり見た目の印象は変わります。新たな服装などはゲーム内で入手できるので、まずは気に入った見た目にしてしまいましょう。
見た目を決定したあとは、キャラクターの「スペシャリゼーション」を決定します。選択できる「スペシャリゼーション」は4種類あり、それぞれ攻撃や防御、サポートや生存能力などに優れたスキルを所有しています。スキルの説明などは選択時に映像付きで紹介されるのでわかりやすいと思います。





キャラクターメイクが終了したあとは、基本操作のチュートリアルミッションに挑戦。ゲーム内では移動や戦闘、カバーアクション、オブジェクト、武器の装備や交換など多くの項目を説明してくれます。いくつかのミッションをクリア後、主人公はとある事件に巻き込まれ、いよいよゲーム本編が始まります。
チュートリアルは非常に丁寧。スマホ画面の左側で移動、右側で射撃操作やアクションなどを行う方式で、筆者のiphone環境下ではレスポンスも良好でした。画面も美麗で、素早く動かしてもラグが発生しないため、かなり直感的に戦えました。


特にカバーアクションは、オブジェクトから多少離れていてもボタンを押せば駆け寄ってくれる親切仕様。カバーリング中にほかのオブジェクトの方を指定すれば、カバーしながら前進することも可能です。カバーの位置で射撃時の体勢も変わるので、戦いを有利に進めるためには重要なアクションです。

ニューヨークを自由に探索!人々の生活を守れ
本作の舞台となるニューヨークは、バイオテロの余波によって混迷を極めています。多くの人々はコロニー単位の保護センターで生活し、街中に検問所や検疫所などがある一方で、悪意のある武装集団によって人々の生活が脅かされている状況です。
ゲーム内ではメインミッションのほか、さまざまなサイドミッションも豊富に用意されています。さらに、街中で物資を奪おうとしている略奪者を倒したり、人質の救出ミッションを行うワールドイベント、他プレイヤーとの協力ミッションも存在しています。




ニューヨークの街中は、ある程度自由にうろついているだけでも楽しく、隠されている写真やログを探索するコレクション要素も。ミッションはもちろん、こういったコレクションアイテムなどもマップ画面からトラッキングできるのも嬉しい部分です。
個人的にトラッキングシステムの優秀さは、本作で推したい要素。屋内にいてもわかりやすく道順を表示してくれるのがありがたく、オープンワールドゲームでありがちな「高さの違いで機能しない目印」が発生しません。自由に街を巡り、見つけたトラブルやコレクションまで迷わず移動できます。




もちろんゲームを進めたり、一定以上のレベルに達することで新たなエリアや要素もアンロックされていきます。レベルを上げることはキャラクター強化にも繋がるので、街中で色々なミッションに挑んでみましょう。



装備や自身を鍛えて強敵に立ち向かえ!
プレイヤーの装備項目には、2種類の武器と各項目への装備品があります。武器はアサルトライフルやサブマシンガン、ショットガンなど豊富な種類があり、敵からのドロップやミッション、クラフトなどで入手可能なほか、パーツによる強化やレベルアップもできます。
装備品にはそれぞれレア度が設定されています。当然、レア度の高いほうが基本的な能力が高いのですが、防具によっては同じブランドのものを複数箇所装備することでセット効果が発生するものも。単純に強い装備を選ぶだけでなく、プレイスタイルによって使い分けるのも重要です。


筆者は今回のプレイでDPSに優れる「スペシャリゼーション」の“VANGUARD”を選択しました。このクラスは好きな場所にモバイル壁を設置でき、カバーするエリアを自在に作り出せます。本作のカバーリングの優秀さを活かしやすく、安定したアサルトライフルと射程の長いライフルの使い分けで快適なプレイを楽しんでいます。
ちなみに条件を満たせば「スペシャリゼーション」の変更も可能です。また、同じ「スペシャリゼーション」でもいくつかのクラスがあり、それぞれのスキルツリーも用意されています。遊べば遊ぶほどにエージェントは強化され、より自分だけのプレイスタイルが楽しめるようになるのです。




ここまで紹介してきた『ディビジョン リサージェンス』の先行プレイ。直感的な操作性と見やすく美麗なグラフィックなど、多くの点で「スマホ向けに最適化」されています。全体的にとても遊びやすいだけでなく、豊富な武器種やスキルを駆使したさまざまな戦術を立てられるのもポイントです。
マルチプレイもメイン画面から、他プレイヤーの募集を見て簡単に参加できます。今回の先行プレイでは、協力プレイ時のネットワーク同期に関しても全く問題なく、チームのスキルを上手く組み合わせて楽しくプレイできました。ギルドの創設も敷居が低いため、正式リリース後も気軽なマルチプレイも楽しめると思います。


ゲーム内での進行状況の保存が細かいのも嬉しいところです。ゲーム内チャレンジなども多く、目標を立てて空き時間でちょっとだけ遊ぶことも、高難度ミッションに他プレイヤーと協力して挑むこともできます。本格的なオープンワールド作品の手応えと、遊びやすく工夫をこらしたカジュアルさが見事に融合している印象です。
『ディビジョン リサージェンス』は現在公式サイトにて事前登録を受付中。対象プラットフォームはiOS/Androidです。