ジェフ・キーリー(Geoff Keighley)氏が主催のゲームショーケースイベント「Summer Game Fest」。国内外の大手およびインディーパブリッシャーなど、様々な企業が参加する本イベントは、E3が今年も中止という状況において、ゲーマーにとっても非常にありがたい存在です。
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今回は、Parallel Studioが開発を手掛ける深海ADV『Under The Waves』を筆者が会場ブースにて、10分ほど試遊体験させて頂いた様子をお届けします。筆者がプレイする傍らゲーム内容について解説をしてくださったのは開発者であるChristophe Avale氏。
本作のプレイにあたり操作はコントローラで行いました。また今回は試遊版ということで、最終的な製品版リリースの際は一部内容が異なるかもしれないためご注意ください。なお画面の直接のキャプチャが規約上行えなかったため、本記事で使用する画像は、基本的には先方から頂いたものまたは公式ウェブサイトからの引用になります。
本作は一体?
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本作は、1970年代の北海を舞台にした深海アドベンチャーゲーム。プレイヤーは海底基地で生活する主人公スタンを通して彼の人生、葛藤、後悔を体験していきます。暗く深い海、そこに押しつぶされるように存在する海底基地といった雰囲気も相まって、スタンの心情にぐいぐい引き込まれるストーリーが魅力的だと感じました。悪夢にうなされていたり、無線通信などの会話、海底で遭遇した現象などから浮かび上がる彼の過去の輪郭という演出は素晴らしいものがありましたね。
また基地の内部もスタンの生活を感じさせるデザインで、触ることのできる小物オブジェクトなどもがあり、1日の終わりはベッドにインタラクトして就寝ができます。こういった実際の操作による演出が、ゲームへの没入感をさらに高めていると言えましょう。
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スタンは特別なダイバースーツを身に着け海へ出て作業をすることもあります。この時、注意しなければならないのは酸素ボンベの残量です。画面左端に表示されるゲージが底をつく前に手持ちのアイテムを消費して酸素を補充します。酸素残量が低下すると、スタンの背面にあるランプが点滅するのも小粋な演出ですね。
水中での作業では足場の確保が重要でした。たとえばバルブの開閉はまずボタンを押してから地面に足をつけ、その上でバルブにインタラクトして、スティックをぐるぐるすることで操作します。コントローラを介して伝わる水の抵抗もあるおかげか、これらの演出や操作が「自分は今、危険な海底にいる」という感覚を与えてくれました。
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試遊版ストーリー内でのミッションには、海底基地に関連した施設の修理や、潜水艦の扉を破壊して内部へ入るといったものがありました。
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これらミッションには、簡単な謎解きの要素があり、例えば施設修理であれば、ランプの中から灯りの切れたものを探し、さらに海底を縦横無尽に伸びるケーブルの中から、正しいものを判別して修理を行う必要がありました。さらには障害物を破壊するため小さな爆弾アイテムを使用したりといったことも。
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酸素ボンベがあるとはいえ、広い海の底を身一つで移動するのは大変です。そんな時に活躍するのが潜水艇の存在。海底基地すぐそばからアクセスできる乗り物で、パワフルなスクリューのおかげで上下左右の移動が一気に楽になります。
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またコクピットからの視点に切り替えることもでき、より海底の冒険への臨場感を感じることができました。潜水艇にはアクティブソナー機能が搭載されており、使用することによって周囲の地形がハイライトされるだけでなく、アイテムなども表示され、その方向距離がわかるようになります。
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……といったところで試遊10分はあっという間に終了。ストーリーについてはもう少し掘り下げて語りたいところではありますが、おそらく実際にゲームプレイをして感じた方がよりグッとくることは間違いないので、今回は悩みつつもぼかしております。
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水中での操作がややもどかしい部分はあるものの、海の底にいるという演出として捉えればむしろ最高で、気になる物語の続きを含めて早く製品版をプレイしたいところであります。
人生に問いかける深海ADV『Under The Waves』はPC(Steam/Epic Gamesストア)と、コンソールではPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One向けに、2023年配信予定です。