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11月12日に開催された同人・インディーゲームイベント「デジゲー博2023」にて、筆者が注目するゲームを実際に遊んできました。今回紹介するのは『Zelle』です。
『Zelle』はもともと2019年にSteamでリリースされていた作品で、今回は2020年配信のiOS版をプレイすることができました。まだ遊んだことのない方に向けて説明すると、本作はオカルトを題材としたホラーアドベンチャーゲームです。
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探索では『ウィザードリィ』のような主観視点で、一歩ずつ歩いていくことになります。クラシックなゲームに代表される操作方法ではありますが、レトロなホラー作品特有の気味の悪さが本作と非常にマッチしている印象でした。この城内をひとりで歩いている感覚はまさに緊張感があり、時折身の毛もよだつ恐怖体験がプレイヤーを待ち受けています。
部屋に入ると、気になるオブジェクトを調べることができます。これはいわゆるポイント&クリック形式。iOS版ではクリックではなくタップとなっていたので、より直感的にプレイすることができる点は良好でした。こういった腰を据えて遊ぶタイプのゲームは敢えて手元でプレイするのが良かったりします。近頃寒くもなってきましたし、布団に包まって本作をプレイするのも中々いいものではないでしょうか。
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本作はSteamユーザーレビューでも非常に好評を博しており、人気の高い作品です。イベント当日は『Zelle』のグッズが販売されていて、そのグッズを求めて訪れた本作のファンが多く来場していました。本作はiOS/Android/Steamと様々なプラットフォームでプレイすることができます。また、本作を手掛けるFuming氏の最新作『Dream Channel Zero』も2024年に発売予定で、こちらも注目が集まっています。
まだ『Zelle』を体験したことのない人は、この機会に体験してみてはいかがでしょうか? きっとその悪魔的な魅力に取り憑かれるでしょう。