今回は、Mediatonicが贈る『Fall Guys: Ultimate Knockout』のPlayStation 4版です。本作は、最大60人まで参加可能な大規模パーティーゲームで、最後の1人になるまで競い合うバトルロイヤルの要素が含まれています。
複数並んだドアをぶち破ったり、巨大な振り子の玉を避けたり……昔のバラエティ番組「風雲!たけし城」を彷彿とさせるステージが用意されています。
幼少時代の僕は、ファミコンの『突撃!風雲たけし城』を持っていたのですが、マット型のコントローラーを使用するため「ドタバタうるさいから、たけしは禁止!」と母親から禁止令が出ていました。

そのため、家族が外食などで出かける際、僕は仮病を使って家に残って同作をこっそりプレイしていました。懐かしい思い出です。
最短の道を見極めてゴールへ向かえ!

これから始まるのは史上最高のゲームショー。プレイヤーは参加者の1人となり、大勢の敵を蹴散らし、時には協力しながら勝利の栄冠を勝ち取るのだ!

まずはスキンを変更しておこう。デフォルトでは赤いゼリービーンズみたいなシンプルな見た目だ。
ゲーム開始直後では選択可能なスキンが少ないのだが、その中でも精一杯オシャレをさせてあげたい。カラーを変更してパンツを履かせて……

精一杯のオシャレでバトル開始だ!

大勢の敵と競い合いながらゴールを目指すレース、敵を蹴落とすサバイバル、チームバトルをはじめとしたルールが用意されており、どの種目で戦うかはランダムで選出される。
バトルごとに勝ち残れる人数が設定されており、複数回のバトルを繰り返して最後の1人になって勝利するのが目的だ。

今回プレイする種目は、シーソーのように傾く足場を飛び越えて進むレースだ。

ジャンプ、ダイブ、つかむの3つのアクションを駆使して戦っていく。

他のプレイヤーが同じ場所に殺到すると、当然だがシーソーは重い方に傾くので落ちてしまう。さらに途中からコースが分岐するので、選択を間違えるとシーソーが降りてこない場合もあり、立ち往生してしまうこともある。
早く進むのも大事だが、一旦立ち止まってタイミングを見図るのが重要と見た。
そして……そのタイミングは今!意を決してシーソーにジャンプするも……

他のプレイヤーも考えることは同じで、大勢が飛び乗った結果シーソーは傾きまくり、奈落の底まで滑り落ちてしまったのだった……。
他プレイヤーを蹴落すサバイバル!

レースは、指定された順位までにゴールをすれば勝ち残れたが、サバイバルでは、指定された数の脱落者が出るまでゲームは続く。
つまり、蹴落とし合いが始まるのだ。

次に挑むのは、回転する足場から落ちないように飛び回り続ける「ロールアウト」だ。今回は、13人の脱落者が出るまでゲームは続く。

先程のレースでは使用しなかった「つかみ」のアクションも重要になってくるだろう。
ただひたすら死なないように飛び回るよりも、他プレイヤーを蹴落としまくって短時間でゲームを終わらせた方が生存率が高いのではないだろうか……と僕は考えた。

そうと決まれば早速作戦開始だ。どいつから突き落としてやろうかな……。

お前に決め……あれ?

くそ、掴むのがなかなか難しい……。
相手を落とす作業と同時に、自分も落ちないように立ち回らないといけないのでかなり忙しいのだ。もしかしてこの作戦は失敗だったのでは……と気づき始めたその時。

回ってきた棒にぶつかり、ふっ飛ばされる。

そして僕が落ちるのと同時にゲーム終了。どうやら僕が最後の1人だったようだ。
相手を蹴落とすなんて考えずに生き残りに全力をかけていたらクリア出来ていたのにな……。
パーティを組んで協力プレイで生き残れ!

本作は最大4人パーティを組んで戦える。今回は絵日記でもお馴染みの安倍君との2人パーティで挑むぞ。

ちなみに、安倍君はもう無職ではない。もう1人の友人である大原君はまだ無職だ。

安倍君と協力してゲームを勝ち進んで行くぜ!

……と思ったが、本作は最後の1人になるまで戦い続けるバトルロイヤルだ。2人が最後まで勝ち残ったとしても結局倒さねばならない。

ちなみにチームバトルでは、パーティメンバーは同じチームに入るようなのだが、そもそも1分1秒を争うルールばかりなので、結局協力し合うポイントはあまりないと思えた。

パーティメンバーのキャラクターの上には、赤い逆三角マーク(白い逆三角はプレイヤーキャラクター)が付いているのだが、自分が生き残るのに忙しくて確認していられない。

ボイスチャットで「生きてるか~!?」「まだ生きてるぞ~!」と確認し合い、お互いの生存を確かめるのが僕らの協力プレイだ。
相手の生存を目で確かめる余裕は無い今、その声掛けこそが唯一のつながりなのだ。
「安倍くん、まだ生きてるか!?」

いつの間にか切れていたつながり!
その後程なくして吉田も……。
巷で流行っている銃で撃ち合うバトロワ系のゲームは、どこにいるかもわからない敵から不意打ちされるかもしれないという緊張感が、僕には辛すぎて正直苦手でした。
本作ももちろんテクニックは必要になるのですが、運の要素が大きくて僕でも1位でゴール出来ることが結構ありました。気楽にプレイ出来るのがいいですね。言い換えればアンラッキーで不条理に負けることもしばしばあるのですが、本作のゆるい雰囲気のおかげか負けてもイライラしませんでした。1試合が数分で終わるのでサクサク進められるのも嬉しいですね。
前述の通り、フレンドとパーティーを組むことは出来ますが、共闘感はあまりないので、それに期待すると肩透かしをくうかもしれません。
『Fall Guys: Ultimate Knockout』は、PS4/PCを対象に配信中です。
吉田輝和のプロフィール:自画像の絵日記を20年以上書き続けている謎のおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」などの人気漫画のモブキャラとして登場しており、これまでアニメ作品に3回登場した。何故こんなに漫画に登場しているのか、描いた漫画家も吉田本人もよくわからないらしい。 吉田のTwitterはこちら。
「吉田輝和の絵日記」で取り上げてほしいゲームタイトルがありましたら、こちらの申込みフォームで教えてください!すべての要望には応えられませんが、それでも出来るかぎり応えていきたいと思います。