“セクシー美女の「尻」が気になって集中できない”縦横無尽ハードACT『Blade Abyss』プレイ感想。簡単コマンド入力でなぎ倒す爽快感+粗雑なゲームデザインが惜しい怪作 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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“セクシー美女の「尻」が気になって集中できない”縦横無尽ハードACT『Blade Abyss』プレイ感想。簡単コマンド入力でなぎ倒す爽快感+粗雑なゲームデザインが惜しい怪作

複雑な装備システムを排除した「操作スキル」全振りアクション。

連載・特集 プレイレポート
“セクシー美女の「尻」が気になって集中できない”縦横無尽ハードACT『Blade Abyss』プレイ感想。簡単コマンド入力でなぎ倒す爽快感+粗雑なゲームデザインが惜しい怪作
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2024年に発売されて以来、トータル売上2,500万本を突破する驚異的なマイルストーンを打ち立て、圧倒的評価を得ている西遊記アクション黒神話:悟空を筆頭に、PS5/PS4にて発売予定の『SEKIRO』風剣戟アクション『百面千相』、明代末期を舞台にしたソウルライク・アクション『明末:ウツロノハネ』の発売(2025年予定)を控えるなど、ゲーム業界では中国産アクションゲーム」の存在感が増しています


さて、今回ご紹介するゲーム『Blade Abyss』(Steam)は、中国を拠点に活動する個人デベロッパー5convertが3年の月日をかけ開発し、PC向けに2025年3月10日にリリースされたハードコアアクションゲームです。前述の大型AAA作品と比較すると、やはり個人開発のインディー作品という印象ですが、オープンエリアの広大な空間で繰り広げる激しくも爽快な戦闘や操作キャラの「」など、意欲的で野心に満ちあふれる楽しいゲームでした。

というわけで、本記事では『Blade Abyss』のプレイ内容をまとめてお届けします。


装備システム一切なし!操作スキル全振りアクションゲーム

『Blade Abyss』は、オープンワールド風の広大なエリアを縦横無尽に駆け回りながら、押し寄せる大量の雑魚ゾンビや強大なボス敵を倒していくことになります。

本作の特徴的な要素は大別して2点あります。ひとつ目は、あえて「装備ビルドシステム」を排除していること。なぜなら、そのおかげでプレイヤーは「戦闘だけ」に集中できるようになるからです。実際のプレイでは、簡単なボタン入力でスピード感のある攻撃を繰り出したり、地上~空中ダッシュによるフレキシブルな回避行動ができたり、それらを組み合わせた爽快な戦闘が楽しめました

また開発者曰く「ボクシングの試合映像から学んだ」という、実際の格闘技を参考にした“フットワーク重視”の操作性も注目すべきポイントです。

たとえば、ダッシュ回避で敵と最適な距離感を保つことや、ダッシュ中に行う複数の連携攻撃、受付時間わずか0.1秒というシビアなパリィ(厳密にはパリィとは言い難かった)、など正確な空間コントロールと身のこなしが生死を分かちます。つまり本作は「プレイヤー自身の操作スキル」が全てであり、それこそがこのゲームの醍醐味だと言えます。

エキゾチックなセクシー美女が大暴れ!

ほぼ裸やん

ふたつ目の大きな特徴は、女性主人公のキャラクター造形です。プレイヤーが操作するのは、露出が際どい衣装に身を包んだプロポーション抜群のセクシーお姉さん。ほのかな褐色の肌、ほどよい筋肉質のスレンダー体型が、大人気美女アクション『Steller Blade』に登場するイヴとはまた違ったエキゾチックな雰囲気で魅力的です。

素晴らしいケツ

本編開始前には、いくつかのプリセットからキャラクター衣装を調整できます。特に、ほぼビキニと言っていい露出度高めのコスチュームも用意されていて、あらわになったその姿は妖艶で美しい。中でもお尻」に対する描写の熱量は凄まじく、健康的で引き締まったカタチや適度な大きさなど作者のこだわりを(勝手に)感じ取りました

エッッッ

本作は三人称視点なので、美女の姿をあらゆる角度から堪能することができます。しかし、それがアダとなったのか、画面内でチラつく尻がどうも気になってゲームに集中できない。筆者は「九字マントラ(密教真言)」を唱え、なんとかムラムラと湧き出てくる邪念を払い精神を落ち着かせましたが……全男性プレイヤー諸氏は十分注意してください。

対応言語/操作感

言語は日本語字幕に対応しています。翻訳精度は低くおかしな表現は多々ありますが、解読困難ではないのでプレイに支障はありません。操作は、キーボードでもゲームパッドどちらも使用可能。今回はXboxコントロールを使用しての感想となります。ボタン入力のレスポンスも良く、スティックでの移動もスムースに反応してくれて操作感は抜群でした。

軽重組み合わせた連携技+回避アクションで爽快コンボを決めろ

攻撃技は個別にコマンドが設定してある

本作の戦闘システムは、Xボタンの弱攻撃、Yボタンの重攻撃を組み合わせて格闘ゲームのようにコマンド入力で多彩な攻撃技を繰り出せるのが特徴。たとえば、X→Y→X→X→Xをすばやく入力すれば「無影刀」が発動し、敵を高速で連続攻撃することができます。

飛竜:XYY
雲湧重影:YYXXY

そして、まずはXボタン連打の「連斬」で敵をひるませてから、「飛竜」でまとめて上空に吹き飛ばし、落ちてきたところを縦回転技の「雲湧重影」で追加ダメージを与え、最後に「流星」でフィニッシュブロー!という感じで、それぞれの技をうまく連携させればコンボになり大量の敵をせん滅できます。

本物の格ゲーのように十字キー+ボタンを使った複雑なコマンド入力は要求されないし、ボタンを適当に押せば何らかの技が発生するので、アクションゲームが苦手なプレイヤーでもカジュアルに遊べるのも本作の魅力のひとつです。

また、激しい戦闘において重要なのは「回避アクション」。LTボタンで敵の攻撃をかわしたり、囲まれたときに脱出して逃げたり、地上でも空中でも制限なく何度でも行えるので非常に使いやすかった印象です。

また、回避直後にXボタンを押すとすぐに反転して攻撃できたり、空中ダッシュ後にコマンド入力すると急降下して体当たりする全体攻撃を行えるなど、バリエーションが豊富です。戦闘に慣れてくると、通常の攻撃で敵をいなしつつ、敵が増えてきたら回避で距離を保ちコンボを決めていくという連携ができるように。それが気持ちよく、一気になぎ倒したときの爽快感と達成感は格別でした

本作はオープンワールド風の世界を縦横無尽に駆け回れるのも魅力。エリアには、雑魚クリーチャーから巨大なムカデのような中ボスなど、さまざまな種類の敵がいて飽きが来ません。ただ、敵の攻撃モーションがワンパターンすぎて単調だったのが残念。

周辺の敵をすべて倒すとエリア勝利となり、実績に応じてスコアポイントを入手。そのポイントで回復アイテムや「投げ斧」という特殊なアイテムを購入できます。投げ斧は「爆炎」「破滅」などさまざまな効果のある遠距離用の飛び道具で、Bボタンで使用します。

ボス:ゴーストブレード

そして、最後にはエリアボスが待ち構えています。敵はボスだけあって、攻撃スピード、範囲、威力、HPどれもが高く手強い相手です。最初はそれについていけずゲームオーバーばかり。しかし、ここで思い出したいのが道中で覚えた「コマンド技と回避アクション」。連斬でチクチク削りながら回避して背後に回って「流星」などの重い重攻撃を仕掛けたり、空中からの攻撃で翻弄したり、すべてを駆使すれば徐々に体力を奪っていき倒すことができます。

ゲームを進めていけばさらに強大なボスも登場するので、ザコ戦含め総じて戦闘はやりごたえ十分なものでした。

さまざまな部分に「粗さ」が目立つ

意味不明なストーリー

戦闘の爽快さ、戦闘メカニクスの面白さはあるものの、本作は色々な部分に粗さがあったのも事実。たとえば、翻訳の不完全さも相まって意味不明なイベントシーンが唐突に挿入されたり、あらゆる場面で説明不足やユーザーフレンドリーの欠如を感じました。他にも、オープンワールドのわりにマップがなく不便だったり、アイテムの購入コストがやたら高かったり、ゲームの楽しさを損なうようなストレス要素が非常に惜しいと思いました。


本作は個人開発のアクションゲームとして、エキゾチック美女を操作し、簡単なボタン入力で繰り出せる攻撃と連携、そしてスピード感のあるアクションは品質が高く、総じて爽快感のあるプレイフィールでした。翻訳やゲームデザインに問題があるものの、初心者向けにも充分オススメできる作品です。

  • タイトル:『Blade Abyss』

  • 対応機種:Windows PC(Steam)

  • 記事におけるプレイ機種:Windows PC(Steam)

  • 発売日:2025年3月10日

  • 著者プレイ時間:4時間

  • 価格:1,200円
    ※製品情報は記事執筆時点のもの

スパくんのひとこと



簡単ボタン入力で繋がるコンボで敵をなぎ倒すのは快感だったスパ!セクシーなお尻のせいで集中できなかったスパよ



ライター:DOOMKID,編集:H.Laameche

ライター/心霊系雑食ゲーマー DOOMKID

1986年1月、広島県生まれ。「怖いもの」の原体験は小学生の時に見ていた「あなたの知らない世界」や当時盛んに放映されていた心霊系番組。小学生時に「バイオハザード」「Dの食卓」、中学生時に「サイレントヒル」でホラーゲームの洗礼を受け、以後このジャンルの虜となる。京都の某大学に入学後、坂口安吾や中島らもにどっぷり影響を受け、無頼派作家を志し退廃的生活(ゲーム三昧)を送る。その後紆余曲折を経て地元にて就職し、積みゲーを崩したり映像制作、ビートメイクなど様々な活動を展開中。HIPHOPとローポリをこよなく愛する。

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