
- “『GTA V』『Fallout 4』『The Witcher 3』など大型PCタイトルの登場もあり、ますます盛んになっているModカルチャー。日々Modユーザーが新たな作品を投稿しており、膨大な種類が存在します。そこで、Game*Spark編集部スタッフが、「スゴイ!」と感じたModを毎週1つピックアップしてご紹介していきます。”
編集部が独断でスゴイと思ったModを紹介する「このModがスゴイ」。第13回目では、SD画質時代に発売された『Grand Theft Auto』シリーズ作品のマップを1つにまとめてしまう大型Mod「GTA: Underground」を紹介します。
■概要

リバティーシティ
1つにまとめるってどういうこと?と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、『Grand Theft Auto: San Andreas』用Mod「GTA: Underground」では、PS2などのSD時代に発売されたシリーズ『Grand Theft Auto III』のリバティーシティ、『Grand Theft Auto: Vice City』のバイスシティ、『Grand Theft Auto: San Andreas』のサンアンドレアス州、すべてのマップを1つに統合してしまうという驚愕Modです。

また、それぞれの作品に登場したギャング派閥も登場し、Binco、ZIP、Ammu-Nationといった店舗も追加。リバティーシティやバイスシティにみられた欠けた屋根なども修正しているとのこと。各街へは航空機などを使って行けますが、空港でチケットを買って、簡単に移動することも可能なようです。

空港システム
■GTAプレイヤーの長年の夢、ついに叶うか

ディアス邸
筆者が『GTA』シリーズに初めて触れたのは、『Grand Theft Auto III』。『IV』からのHD時代はさておき、『Grand Theft Auto: San Andreas』では、ミッションで『III』のリバティーシティに行く機会こそあれど、各々の作品のマップが他シリーズ作品に登場することはまず無かったため、全部地続きだったらなぁ……と考えていたことがありました。このModはそんな私以外のユーザーも一度は妄想したであろう夢をかなえてくれるものすごいModです。

バイスシティでジェットパック!
計画では、『GTA』シリーズ以外のRockstarタイトル『ManHunt』『Manhunt 2』『Bully』も導入予定で、それぞれに登場する乗り物はもとより、本Modを制作している開発チームオリジナルのマップも追加していくとのこと。オリジナル追加マップは完全に独自のものから、『IV』内で言及され、リバティーシティの近くにあるとされる街Bullworthなど名前だけ存在していたものまで追加されるようです。

マップ全体図
dkluin氏とRedreaper666氏がプロジェクトリーダーとなる30人近い開発チームは、モデリングやコンバーティング、コーディングなど複数の開発者を募集中。現時点でストーリーがどう統合されるのかは不明ですが、ストーリーラインを担当する開発者がいるため、しっかりとしたキャンペーンモードが搭載されるのかもしれません。

オリジナルマップ「Bullworth」
なお、記事執筆時点では、ベータ版となるSNAPSHOT 2が配信中。機能は大幅に制限されているようですが、ゲームセーブ機能などは実装済み。新バージョンであるSNAPSHOT 3の新規要素やバグ修正点なども既に予告されています。

「GTA: Underground」ベータ版はこちらからダウンロードできます。
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