ジジイ、セックスのために立ち上がる。レトロ風シューター『Grandpa High on Retro』魅力はあるがボリューム不足が否めない!今後の改善やコンテンツ追加に期待【特集】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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ジジイ、セックスのために立ち上がる。レトロ風シューター『Grandpa High on Retro』魅力はあるがボリューム不足が否めない!今後の改善やコンテンツ追加に期待【特集】

2025年春に新たなモードや無料DLCを配信予定です。

連載・特集 プレイレポート
ジジイ、セックスのために立ち上がる。レトロ風シューター『Grandpa High on Retro』魅力はあるがボリューム不足が否めない!今後の改善やコンテンツ追加に期待【特集】
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インディーゲーム開発スタジオのAshnell Gamesは、新作アクションゲーム『Grandpa High on Retro』をPC(Steam)向けに2025年2月7日リリースしました。

本作は、奇妙な一本の電話によって過酷な任務に挑むおじいちゃんを主役にしたTPS。プレイヤーは拳銃やショットガン、アサルトライフルなどを駆使して敵と戦いながら、孫とともに、囚われた女性を救い出す冒険の旅へと出発します。どこか懐かしいレトロ風のグラフィックも本作の特徴です。

本稿では不思議な魅力たっぷりの『Grandpa High on Retro』のプレイレポートをお届けします!


ジジイ、セックスのために立ち上がる

『Grandpa High on Retro』の物語は、主人公のジジイが家の中で「ボング(大麻を吸うための用具)」を楽しんでいるシーンからスタート。いきなり「人生は美しい!」と喜ぶジジイは、孫と一緒に平穏に暮らしているようです。しかし、そんな幸福な時間は一本の電話によって中断されてしまいます。

電話の相手は、以前ジジイと共に飲酒運転者向けのプログラムに参加していた女性で、かつて軍やレンジャー部隊に在籍していた(らしい)ジジイに助けを求めている様子。彼女は連邦捜査局に狙われているとのことで、なんとか救出してほしいと、かなり無茶なお願いをしています。

もちろん、孫とともにハッピーな生活を送るジジイは最初すぐに電話を切ったり、話の途中で一服したりとまったく話を聞く気がありません。依頼の内容についても「俺はもう高齢だからそんな荒事は無理だよ」と、取り付く島もない感じです。

しかし、依頼主からの「助けてくれたらセックスする」という提案を聞いたジジイは、やる気全開でこの依頼を受ける事に。孫に武器を持ってきて準備することを命じます。かくしてジジイは囚われの女性を救うべく、孫とともに過酷なミッションへと挑むことになるのです。高齢だから無理だったんじゃないのかジジイ。

セックスの提案に立ち上がるジジイ。

頼れる相棒・リボルバーで戦え!

本作はチャプター制のステージクリア型で、道中の敵を倒しながらゴール地点にたどり着くのが目標です。マップの各地には通報によって私服警官が配備されていて、ジジイを見つけるなり攻撃してきます。ジジイは初期状態でリボルバーといくつかのグレネードを所持しているほか、パンチでの攻撃やジャンプ、スライディング、ドッジロールといったアクションが行えます。

また、ステージ内で倒した敵から奪ったり、隠されている武器を発見することで、拳銃(リボルバー/ピストル)・ショットガン・自動小銃の3種類の武器を装備することが可能。ゲームにはステルス要素もあり、気付かれないように背後から近づけば敵を安全に倒すこともできます。もし倒されても、チェックポイントからすぐに復活できます。

システムとしては昔ながらのシューターアクションに近く、ステージ内の弾薬や回復アイテムを拾いながらステージを攻略していきます。敵の近くにあるバレルを売って爆発させるなど定番のギミックもあり、初プレイでも不思議なくらい“馴染む”感じのある作品です。

なお、チャプター1では、ショットガンをもった孫が一緒に行動してくれます。戦闘では大火力で暴れてくれるので頼りになるのですが、その体型が災いしてか、道中の塀を乗り越えるエリアには付いてきてくれません。その後のカットシーンには合流しているので、これくらい乗り越えて一緒に戦えよ!と思いますが無理をさせないのが優しいジジイスタイル(?)。

孫はこの塀が乗り越えられない。

最高のセックスを目指して

本作のメインキャンペーンでは、女性を救うための連邦捜査局に向かうまでに森を経由したり、ドラッグストアに寄ってコンドームとバイアグラを求めたり、カットシーンを含めてストーリーが展開していきます。元レンジャー部隊というジジイは怖いものがなく、リボルバー1丁で果敢にも大勢の敵と戦い抜くのです。その先に待つセックスを求めて。

とはいえ、いかに強いジジイといっても弾薬や体力が不足したら戦いは継続できません。マップ上には、目的地までの進行上にいくつかのアイテムが用意されていますが、寄り道をすることで、さらなる追加アイテムや強力な武器を手に入れることができるのです。

でっけぇコンドームとバイアグラ、あと孫が飲むエナドリをくれ。

ゲーム内のアイテム種類は、弾薬・銃(同種の武器を拾えば弾薬補充)・回復・グレネードがあります。携行できる弾薬はあまり多くないので、道中しっかりと探索しながら補充をしていくことが重要です。マップ事態はそこまで複雑ではないので、明らかに「目的と別の方向」を探せば、だいたい隠されたアイテムが入手できます。

現時点での『Grandpa High on Retro』は4チャプターのメインキャンペーンがプレイ可能。もちろんストーリーは完結しますし、オールドスクールなシューター部分やジジイの活躍などはしっかり楽しめますが、クリアまでのプレイ時間も短くボリュームとしてはかなり少なめです。不具合も多めで、筆者もスタックや操作不能などの現象を何度か経験しています。

ただし、開発はフォーラムなどで報告された不具合の修正もかなり早いペースで行っています。今後もアップデートの継続を計画していて、2025年4月にはジジイの背景を語る無料DLC配信や、セミオープンワールド形式のモード追加などを予定。さらにSteam実績やキーバインドオプションなど、ゲームプレイに関するさまざまな改善も予告済みです。

トイレにはアイテムがしっかりある安心感。

『Grandpa High on Retro』は、レトロ風グラフィックで展開する、セックスを目的に大暴れするジジイの活躍を堪能できます。敵を倒し、アイテムを探索し、ステージを進めていくシンプルなスタイルはどこか懐かしく、倒されても近くのチェックポイントですぐ復活するなど、テンポの早いゲームプレイを楽しめます。

『グランド・セフト・オート4』『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』『Max Payne』『Postal 2』へのラブレターとする本作。正直なところ現時点ではボリューム不足や不具合など気になる点も多いですが、今後のアップデートやDLCの展開次第で、さらなるジジイの大暴れやストーリーを見られそうなので、開発が継続できることに期待したいところです。


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ライター:Mr.Katoh,編集:TAKAJO

ライター/酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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編集/いつも腹ペコです TAKAJO

Game*Spark編集部員。好きな映画は「ダイ・ハード」、好きなアメコミヒーローは「ナイトウィング」です。

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