
Game*Sparkで日々紹介される採れたての注目Steamインディーゲームたち。
その中で、このゲームあのゲームの内容が知りたい、そう思う方は少なくないのではないでしょうか?そこで、そんなゲームの中から1本をピックアップして紹介するのがこの企画「しぼりたて!特選Steamプレイレポ」。実際の内容をスッキリスピーディにお届けしたいと思います。こってりなプレイレポ類が見たいなら爆速プレイレポもお忘れなく。
今回取り上げるのは、「二人三脚のバクソビジネス」「小さいけど充実な商店街」などが魅力の、屋台経営シミュレーション『Bakso Simulator』。では早速その内容と魅力のポイントを見ていきましょう!
『Bakso Simulator』とは?
本作はAkhir Pekan Studioが開発・販売を担当する“バクソ”屋台経営シミュレーションです。そもそもバクソとはなんだ…?と思う方も多いでしょう。日本人ならなおさらその響きに良いイメージはないですよね。
バクソとは、インドネシアで定番の牛肉のすり身から作られたミートボールおよびその料理のことです。道端の屋台からレストランまでインドネシア全土で目にすることができ、スーパーマーケットでも冷凍食品として販売されているそうです。

そして本作は、バクソ屋台にフォーカスしたシミュレーションゲーム。屋台でバクソ料理を提供しながら、事業を拡大させ、一大ビジネスを築き上げていきます。2022年6月25日から早期アクセスを開始しており、プレイは無料。ゲーム内の課金要素などもなく、何とも言えない見た目に反してSteamレビューでは98%のプレイヤーが好評としています。それでは、気になる実際の内容を詳しく見ていきましょう!
『Bakso Simulator』ステキポインツその1!「二人三脚のバクソビジネス」

ゲームはバクソビジネスを始めるところからスタートします。相棒は親愛なる友人バクソマン。彼が料理を担当し、プレイヤーは主に経営やその他雑務を担当します。本作はクッキングシムではないので、プレイヤーは料理を作りません。
2人の1日は朝8時から。まだ家具もほとんどない殺風景な平屋で寝食を共にし、一大ビジネスを夢見て今日も職場に向かいます。


バクソマンはバクソを作ることに関しては一流ですが、それ以外はからっきし。そこでプレイヤーの出番となるわけですが、お客様を呼ぶためには座席が必要になります。ついでにテーブルに各種スパイスやカトラリー、待ち時間に読める新聞なんかも置いておくとそれっぽくなり、食後の評価に繋がります。

また、食材の買い出しやガスの補充もプレイヤーの仕事です。バクソマンはただ黙々とバクソを作り続けるだけ。これぞ職人ですね。


屋台を経営する上で厄介なのがハエと泥棒の存在です。ハエは食事中の客からしたらただただ不快でしかないですよね。ハエがたかったまま放っておくと、食べログ的なアプリに屋台のマイナス評価を書かれてしまいます。そんな時は殴るか、ハエ取り線香を買って設置しておきましょう。

さらに厄介なのが泥棒です。怪しいBGMと共にやってくるやつと無音でやってくるやつの2タイプがこの町にはいます。

専用BGMがある泥棒は客がいようといなかろうと、大胆不敵に何かしらの備品を盗んでいきます。一方、気づきにくい無音の泥棒は屋台をまるごと盗み出すやばいやつ。接近に気づいたらパンチ3発をお見舞いしてやりましょう。

『Bakso Simulator』ステキポインツその2!「小さいけど充実な商店街」
屋台を出店している町には様々なお店が立ち並んでいます。いつも食材を買い足す時にお世話になるのはスーパーマーケット。タブレットで食材を発注するより、直接仕入れたほうが手数料がないため安く購入できます。

こちらの雑貨屋では、ガスやハエ取り線香、新聞などが買い足せます。屋台のすぐ近くの立地なのでアクセスも抜群。

さらに本作では屋台だけでなく、プレイヤーとバクソマンが寝泊まりする家もカスタマイズが可能です。風呂やトイレなどの水回りを設置したり、部屋を拡張したり、外装は塗ったり、異様に充実した内容となっています。



他にも町中ではクエストを受注できるNPCがおり、困りごとを解決してあげると従業員として雇えるようになるかもしれません。もちろん、給料はしっかり支払う必要があるようですが…。


謎に好評価な『Bakso Simulator』はインドネシア人も納得の内容でした。Steamではインドネシアやマレーシアなどからのレビューが多く、バクソの本場からも愛される作品となっています。さらに、バクソ料理のリアルレシピを事細かに掲載しているレビュアーも多く、本作をプレイしてバクソを食べたくなったプレイヤーもこれを見ればいつでも再現できますね。
今後のアップデートでは従業員や町中でのミニゲームの増加、メインクエストやストーリーの拡充が予定されており、基本プレイも無料のままでリリースされるようです。


最後に、本稿を読んでどうしてもバクソ料理を作ってみたいという読者のためにレビューより引用したレシピを掲載しておきます。皆もバクソ料理を作ってみよう!
バクソ(ミートボール入りインスタントラーメン)
材料
インスタントラーメン1個
スープの素1個
ミートボール適量
卵1個
唐辛子適量
作り方
十分な量の水を沸騰させる。
沸騰したお湯の中に麺とミートボールを入れる。
しばらくしてお湯の中に卵を入れる。
スープと唐辛子を入れてよくかき混ぜる。
出来上がったら器によそって完成!
対応機種:PC(Steam)/iOS/Android
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2022年6月25日
記事執筆時の著者プレイ時間:2.3時間
価格:無料
日本語:なし