Valve社より米国等で発売中の携帯ゲーミングPCハード「Steam Deck」。年内の出荷開始に向けて、今か今かとSteam Deckが手元に届くことを心待ちにしているユーザーも多いことでしょう。同時に、どんなゲームをSteam Deckで遊んでいこうかと考える人も多いかと思います。
そこで本記事ではSteam Deckで最高の体験が出来る定番作を模索し、実際にプレイしてその感触を皆様にお届けしたいと思います。第3回は『ソウルハッカーズ2』。話題のRPGにてSteam Deckはどの様なパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです。
『ソウルハッカーズ2』とは
『ソウルハッカーズ2』はアトラスから発売されたRPGです。『真・女神転生デビルサマナー』、『デビルサマナー ソウルハッカーズ』の流れを汲むデビルサマナーシリーズの完全新作として、また『真・女神転生』『ペルソナ』シリーズを継ぐ新たなシリーズとして発売されました。
プレイヤーは個性豊かなキャラクター達を操作し、Aionと呼ばれるAIによって予測された滅びの運命を回避すべく悪魔の力を借り闇の社会で生きるデビルサマナーとしてあらゆる脅威や敵と対峙し退け、やがて来る真実に到達していきます。
システムとしては『ペルソナ5』でお馴染みの弱点を狙って戦う「プレスターン・バトル」は健在。その上でターン終了時に悪魔たちが一斉に敵に襲いかかる「サバト」等、今までのシリーズとはまた違った面も実装されています。勿論悪魔を合体させてより協力な悪魔を作り上げる悪魔合体のシステムや仲間自身を強化しつつその生い立ちに触れる「ソウル・マトリクス」等、従来のシステムと新しいシステムが融合され、骨太なRPGとして作り上げられています。
Steam Deckとの相性は…最高！
では実際にSteam Deckで『ソウルハッカーズ2』をプレイした実感ですが、正直手放しにおすすめ出来る作品です。まず画面構成が完璧。Steam Deckでプレイしても何も違和感無く遊ぶことが出来ます。操作感も一切損なわれないのでストレスフリー。激しい操作をするゲームでは無いので、Steam Deckの重さも気になることは余り無いでしょう。
勿論画面の鮮麗さも文句無し。ムービー中にカクツキが発生することも無く、実際のゲームプレイでもど迫力の戦闘シーンがSteam Deckの画面内で繰り広げられます。元々Steam Deckの内蔵スピーカーの音質も良好の為、悪魔の力を発揮し敵をなぎ倒す音と映像がダイレクトに伝わってきます。
さらにプラスポイントとして、バッテリーの消費はデフォルト設定で1時間おおよそ40%弱。他の3Dや迫力のあるゲームはバッテリー消費がどうしても50%を越えてしまい2時間も遊べないタイトルが大半の中、本作はバッテリーの持ちが非常に良好。さらにRPGというジャンルなので、FPSやリフレッシュレートを下げてもそこまで影響が無い為調整すればさらに長い時間遊ぶことも可能。ちょっと遠出する際に暇潰しのゲームタイトルとして真っ先に上げてもよいと筆者は考えています。
まさに"悪魔合体"
本作とSteam Deckとの相性は本当に最高です。これが本当の悪魔合体なのかと、そう思わせるほどのパフォーマンスを出してくれるのがこの組み合わせです。余りに良い点しか見えず、マイナスポイントが何処にも見当たらなかったというのが正直なところです。
なので、Steam Deckを手に入れた暁にはぜひ本作のCOMPと同様、その手にSteam Deckと『ソウルハッカーズ2』をインストールして出かけてみてはいかがでしょうか。きっとSteam Deckに対する不安を断ち切る体験が出来ますよ。本当におすすめです。
