今回は、べすとまんが手掛けるPC向けタイトル『RewindGirl』をプレイ！本作は、ギャルのわこちゃんが時間を巻き戻す能力を駆使し、なんやかんやあって滅亡しちゃう人類を救うタイムリープアクションパズルです。
僕は男子校に通っていたので、人生においてギャルが関わったことってないんですよね。僕のギャル知識といえば「ギャルはオタクに優しい」ということだけです。本作の主人公のわこちゃんも優しそうなギャルなので、きっとオタクに優しいギャルは存在するのでしょう。してほしいですね。
◆過去の自分と協力して世界を救え！
ギャル少女わこちゃんは、ある日一通のラブレターを受け取る。友人のふっちーにそのラブレターを見せると……。
それ、明らかにラブレターじゃないやつ！今どき珍しいタイプの脅迫状だな。
僕がそんな脅迫文チックなラブレターを貰ったとしたら、一縷の望みをかけて待ち合わせ場所に向かうんだろうな。わこちゃんもその脅迫ラブレターが愛の告白だと疑わず、待ち合わせ場所である科学実験室に向かう。
科学実験室には誰の姿もなかったけど、一本のラベンダーが花瓶に活けられているのを見つけた。わこちゃんは、うっかりバナナの皮を踏んで転んでしまい、その衝撃で花瓶をふっとばしてしまう。
爆発したラベンダーから異次元に繋がってそうなゲートが開き、わこちゃんは吸い込まれてしまった。すると不思議な声が聞こえてきた。「ちょー大事な話！遠い未来、人類はなんやかんやあって滅亡しちゃうので人類を救ってくれ。ラベンダーを集めて過去を変え、人類の未来を救うんだ！」と。
ここからアクションパズルのスタートだ。基本的なルールは、ラベンダーが咲いている場所までたどり着くことだ。まだチュートリアルステージなので、ジャンプするだけでゴールが出来たぞ。
次のステージは、本作のキモである巻き戻しシステムを使用する。ツタが伸びて進路を妨害しているので、ツタが伸び切る前まで時間を巻き戻して先へ進むのだ。
単純に時間を巻き戻すだけではなく、過去のわこちゃんも実体化し、巻き戻す前にとった行動をトレースするぞ。
このステージでは、スイッチを踏むとゲートが開く仕掛けがある。ゲートはスイッチを踏んでいる間しか開かないので、スイッチから離れるとゲートは閉じてしまう。そこで前述の過去わこちゃんの出番だ。
まずスイッチをしばらく踏んでから巻き戻しを行うと、現在のわこちゃんスイッチから離れたあとも、実体化した過去わこちゃんがスイッチを踏んでゲートを開いていてくれるのだ。
以上が本作の基本的なシステムだ。巻き戻し、そして実体化した過去わこちゃんと協力してステージを進んでいくのだ。
◆わこちゃんのタピオカで人類がヤバい！
不思議な世界“ハザマワールド”で出会った女性ミライ。わこちゃんのとある行動が人類滅亡のトリガーになっているらしく、ミライはそれを阻止するためにわこちゃんをこの世界に呼んだらしい。
その理由は、わこちゃんがタピオカを飲むと、なんやかんやあって人類が滅んでしまうからだ。ええ、あやふや過ぎない？
一定数のステージをクリアすると、ストーリーが進んでいくようだ。タピオカが招く人類滅亡の原因を知るために、どんどん先へ進んでいこう。
巻き戻しは何度も可能なんだけど、過去の行動を変えてしまうとパラドックスが発生するので気をつけないといけない。
例えば、スイッチを押して足場を消したり壁を作ったりして過去わこちゃんの通るルートを阻害してしまうと、パラドックスが起こって元に戻されてしまうのだ。
他にも、ステージごとに巻き戻しの目標回数が設定されているので、いかに無駄な巻き戻しを省くかといったやり込み要素もある。
それに巻き戻しを繰り返して過去わこちゃんを量産しまくると、その分パラドックスを起こさないための管理が難しくなるので、巻き戻し回数は最小限に留めておくのがいいだろう。
ただ、ステージを進めるほどに難易度が上がるので、初見で攻略ルートを見つけるのが難しく、攻略ルートを探るために巻き戻しを多様しがちになってしまう。
といっても「三人寄れば文殊の知恵」的に知恵が増えるわけではないので、何もわからないわこちゃんが大量生産されるだけだけどね……。
18時間ほどプレイしました。初見で解き方をパッと閃けるときもあれば、何十分もウンウン唸って悩み続けるときもあり、バラエティに富んだステージがぎっしり用意されていました。まだいくつかのステージは未クリアです……！
単純に時間を巻き戻すだけではなく、過去わこちゃんの動きも想定しながら進める必要があるので頭がパンクしそうになるんですが、狙い通りにピタッとハマったときには脳汁ドバドバもんです。
一風変わったアクションパズルを楽しみたい方におすすめです！
『RewindGirl』はPC（Steam）向けに発売中です。
