
3gooは、Eko Softwareが手がける新作ゾンビサバイバル『Welcome to Paradize(仮)』をPS5向けに発売予定です。
本作は 『How to Survive』シリーズを開発した同社による完全新作オープンワールド・ゾンビサバイバル。ゾンビが溢れかえった終末世界で安寧の地「ParadiZe(パラダイズ)」にたどり着いた主人公は、そこがすでに崩壊したかつての楽園であることを知り、生き延びる道を探すことになります。
生存のための切り札は、ゾンビの脳をハッキングする技術。ハッキングしたゾンビ、その名も「ゾンボット」はプレイヤーの指示に従う忠実な部下として、戦闘や拠点の管理など多くの場面で大活躍してくれます。「ゾンボット」を使役して生存し、この広大な世界の謎を解明できるのでしょうか。
TGS2023では、メーカーさんのご厚意で本作『Welcome to Paradize』の一部プレイを体験しました。今回は一風変わったゾンビサバイバルのプレイレポートをお届けします。なお、本作は開発中のため、一部表現などは製品版と異なる可能性があります。
ゾンボットは頼れる仲間!
プレイヤーの手足となるゾンボットの作り方はとても簡単。マップ内を徘徊しているゾンビを倒し、動けなくなったところを捕獲してクラフトした【ハッキングヘルメット】をつければ完成です!あとはプレイヤーをサポートする不思議な仲間として活躍してくれます。
さらに、プレイヤーはメニューのゾンボット画面から、彼らの動きを指定できるようになります。主な内容としては「戦闘時」と「非戦闘時」に“どう行動するか”で、例えば「非戦闘時」に“集める”指示を出せば、マップ上に落ちているアイテムを拾いながら進んでくれるといった感じです。


この指定できる命令の数はゾンボット一体ごとに決められているのですが、プレイヤーは複数のゾンボットを同時に使役することができます。一人を「戦闘時」に“おとり”にすれば戦闘を有利に進めることもできます。瀕死時や包囲された際に、どういう行動をするのかを指定する項目もあるので、無駄に殺すようなこともありません。
もちろんゾンボットに武器や鎧を装備させることもできます。基本的にマップ内には多くのゾンビが溢れているため、プレイヤー側の手数が増えるのは大きな助けになりますね。

ゆくゆくはゾンボットによる拠点の自動化も?
さらに、プレイヤーは自ら築いた拠点の管理をゾンボットに任せることも可能です。命令すれば資源を集めてくれたり、襲ってくる周囲のゾンビから拠点を防衛したりと、ゾンボットは人手不足のゾンビアポカリプス時にはまさしく夢のような存在です。
今回の体験版では、すでに用意されていた拠点の見学もできました。そこでは多くのゾンボットが生活して施設の管理をしている様子でした。驚くことに敵が近づいたら防衛用の罠を“起動”したり、プレイヤーが近づいたら“敬礼”するような細やかな動きの設定もできるようでした。

なお、拠点内に配置するには命令を出せるようにする施設・送電塔の配置や電力の維持も重要です。命令や施設の充実によっては資源収集→加工など、拠点の自動化などもできるようになるということです。プレイヤーの拠点はマップ内にある程度自由に配置できるほか、各拠点にファストトラベルできる施設も用意されています。
今回紹介されたゾンボットの使い方で最もユニークだったのが、アイテム【ゾンビサドル】を付けて乗り物として使役する方法。ゾンボットは戦闘・移動・拠点管理と何でもできる頼れる存在なのです。ただし、ゾンボットもあくまでゾンビのため、行動がうまくいかないこともあるとか。


『How to Survive』開発ならではのサバイバル要素も充実!
本作のデベロッパーEko Softwareは 『How to Survive』シリーズなどの実績があります。『Welcome to Paradize』も見下ろし視点のゾンビサバイバルで、豊富な種類の武器を使った戦闘や、さまざまなバイオームでの探索など、これまでのノウハウを活かしたゲーム性も本作の魅力です。
ゾンビとの戦いを通じてレベルアップすればスキルのアップグレードも可能。スキルツリーには自身を強化するものだけでなく、その中にはゾンボットを強化する専用の「ハッキング」という項目も用意されています。先述の【ゾンビサドル】もスキルで強化することで高速移動が可能になります。

そして『Welcome to Paradize』のストーリーには大きな謎も用意されています。そもそもプレイヤーが目指した「ParadiZe(パラダイズ)」は、安寧の地のはずがすでに崩壊していたのです。なぜ崩壊したのか、そもそもゾンボットとは何なのか、数々の秘密を探るための冒険も待ち受けているのです。ちなみに、マップ内には武器を手に襲ってくるようなゾンビの姿も……?
また、本作はオフラインで最大2人、オンラインでは最大4人までのマルチプレイに対応しています。今回の体験会では2人でのオフライン協力プレイで遊んだのですが、それぞれのプレイヤーがゾンボットを使役することもできました。


『Welcome to Paradize』では、ゾンビをコントロールできるというユニークなシステムを採用しています。細かなプログラムも可能で、プレイヤーの発想次第では、驚くようなゾンボットたちの活躍も見込めるのではないかと思います。
人気の『How to Survive』シリーズを手がけた開発チームの完全新作のため、ゾンビサバイバルというジャンルへの安心感もあります。まだまだ開発中ということですが、現時点でも大量のゾンビとの戦いやアイテム集めはもちろん、やりごたえのある敵との戦闘も楽しめました。

『Welcome to Paradize』日本語版は3gooよりPS5向けに2024年に発売予定。協力プレイも可能なので、みんな自慢のカスタムゾンボットを競い合えるかも知れませんね!